当社は会社名のとおり、雑誌「自遊人」を発行しています。つまり「出版社」です。
しかし、「出版社なのか?」と聞かれると、「うーむ」と悩んでしまいます。
なぜなら「他の出版社とはかなり違う」からなのです。
なぜ括弧をつけたかといえば、多くの人にそう言われるから。
出版社から転職をしてきた人の90%が面食らってそう言います。
協力会社や協力スタッフからもよく言われます。 「変わっているよね」と。
それでは当社は他社と比べて何が違うのでしょうか。順を追って見ていきましょう。
まず第一に売上構成比。
当社(子会社含む)の売上の7割が食品販売です。
出版はたったの3割。
食品会社が雑誌を作っているといったほうが正解かもしれません。
当然ながら働く人数も食品販売部門のほうが多い。
これは他社ではあり得ない話ですよね。
しかも扱っている食品の内容が普通じゃありません。
普通じゃないって、本当は普通のものなんですけれど、今では「真っ当で普通の食」は貴重なものなんです。
例えば味噌や醤油。昔ながらの木桶天然醸造の味噌は全流通量のたった0.3%。市場に出回っているほぼすべての味噌は、たった三ヶ月間で作られる速醸法という製法で作られています。
私たちはそんな貴重な蔵を雑誌での紹介、そして商品販売の両面から支援していたりします。
そのほか当社で扱っているのは日本の主食、お米をはじめ、漬け物、だし、全国各地の美味しいものいろいろ。
とくにお米は日本一高品質な取りそろえで、例えばミシュラン3つ星の「かんだ」や、京都の名料亭「美山荘」へも卸売りしています。
もちろん伝統食材だけでなく、お肉なども自慢の商品。例えば松阪牛は提携農場と提携精肉店があるため、本当に高品質なものが入手できます。精肉店と共同開発した松阪牛ハンバーグも自慢の一品で……と話し始めるときりがないのですが、とにかく取扱商品には自信を持っています。
ところで、当社は東京・日本橋は本社所在としてあるだけで、実質の拠点は新潟県南魚沼市にあります。南魚沼と言えば米。実験用の自社農場では毎年、さまざまな栽培方法の実験を行い、栽培方法による食味の違いなどを研究しています。こんなことをしている出版社があるわけないのはもちろんですが、食品会社でもそんなに多くはありません。
社内が全面禁煙だったり、カップラーメンやコンビニ食禁止令があったりするのも出版社では考えられません。
カップラーメンやコンビニ食は忙しい編集者とは切っても切れないものです。でも食品会社と考えればけっして変わっていません。
当社の販売している食品を考えれば、「カップラーメンやコンビニ食を食べるなんて、私生活でももってのほか」、ということになります。
だって、私たちの事業は「本物の食品、本当に美味しい食品を消費者の皆様に知っていただくこと」を目的としているのですから。
喫煙者を採用しないのも「食品販売業だから」という理由。
喫煙者は気がつかなくても、非喫煙者にはタバコのにおいはものすごく気になります。タバコのにおいが少しでも商品に付いたら(梱包材に付いたら)大変です。
それに喫煙者が全面禁煙の職場で働くのは大変なストレス。
タバコが吸えないイライラした状態で、いい仕事ができるわけがありません。
そう。「変わっている」理由は職場にもあります。なにしろ社屋は廃校になった小学校の体育館。周囲は田んぼだらけですし、春から秋には田植え、草取り、水の管理、稲刈り等々の農作業がたくさんあります。
これらもすべて社員の仕事。「そんなことはパートにやらせておけば」なんて言う人は当社にはいません。
なぜなら、農家の苦労を知らずに農産物を売ることなどできないからです。
さて、ここまで読んで「うーん」と頭を抱えてしまった方、当社には向いていません。「おもしろそうかも」と思った方、ぜひご応募ください。
当社の持論は、「なにごとにも好奇心がなければいい仕事はできない」。
米作りに興味なんてなくても、興味をもってやってみれば楽しくなる。
南魚沼なんて何があるの?と思っていても、住んでみたら楽しくなる。
人生、なんでも積極的に楽しめば、楽しくなります。
私は冬の間、バックカントリースノーボードという遊びをしていますが、実は何を隠そう、そんなことを始めたのは南魚沼に移住してきてから。
これが最高に楽しくてハマってます。社員の数人もこの遊びにハマり、ついに「SPRAY」という雑誌まで創刊してしまいました。
そんな柔軟な会社なのも当社の特徴。
「変わっているね」と言われる理由のひとつです
。
ちなみに若手社員に大胆な権限委譲をするのも当社の特徴。例えばSPRAYを作っているのは入社4年目の女性。入社2年目から1冊丸ごとの制作を任せているだけでなく広告営業と損益計算までを任せています。
そんなことをしてしまうのも「変わっているね」と言われる大きな理由。
正直、2年目から丸ごと1冊を任されるには、本人に大変な努力が必要でしょうが、頑張る人にはチャンスを与える、それも当社の社風です。
さて、いかがでしょう。
あなたにとって当社は「うーん」ですか? それとも「おもしろそう」ですか?
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